2017年10月31日

『ブレードランナー2049』を観てきました。(追記しました)

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自分のSF映画ベスト3に入る『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー2049』を昨日観てきました。

ちなみの他の2つは『2001年宇宙の旅』と『未来世紀ブラジル』です。この3本は全てレーザーディスクとDVDで持っています。

これから観られる方も多いと思いますのでネタバレを極力避けて書かないといけないと思いますが、結論としてオリジナルの『ブレードランナー』が好きな方は満足できる出来だったと思います。

※以下ちょっとネタバレ含みます。

1980年代に初めて観たブレードランナーは、重厚なストーリーと共にその斬新な映像にノックアウトされたものでした。

一番の特徴はそれまで未来の表現といえばテクノロジーが進化してとても便利になっているピカピカの未来が主流だったのに、ブレードランナーで描かれている未来といえば、あまりそうはなって欲しくない住みにくそうな未来なのでした。

なぜか日本ネタがたくさん出てきて、日本語で喋る路上飲食店のおじさんや、強力わかもと等の日本語の広告なども印象に残りました。

そんな映像表現が今作にもたくさん出てきます。(1作目に対するオマージュ?)

2049年の街に初代ワーゲンビートルのような車が走っているし、1作目の制作時には現存したパンナムの広告が今作にも映し出されています。(架空の世界なので問題は無いと思います)

また、前作でも印象的だった自転車に乗ったモブキャラが走るシーンもあるし、コンピューターのディスプレイが薄型液晶ではなくブラウン管だったりもします。

幾度となくオリジナルのブレードランナーを観てきた人にとっては、それらのシーンを見てニヤッとしてしまうでしょうし、オリジナルの2019年から30年後にはこうなっているのかとチェックしながら観るのも楽しいと思います。

ストーリー的にはオリジナルで明かされていなかったレプリカントの設定が明確に示されていて、そこは1作目で完結していても想像を膨らませる余地があって良かったのかなと思いましたが、特に不快な印象も無かったのでやはりファンは必見と言っていいでしょう。

ハリソン・フォードは最近スターウォーズでも何十年後かの役で出ていましたが、実は僕は昨年初めてスターウォーズをまとめて観た人間ですので、それほど感慨深くはなかったのですけど、ブレードランナーに関してはほぼリアルタイムでしたのでよくやってくれた!と思いました。

実際75歳にしては結構ハードなアクションシーンがあり、観ていて大丈夫かな?と思いましたがさすがの演技だったと思います。

あとやはり、主役のライアン・ゴズリングについても触れないといけませんね。

実は『ラ・ラ・ランド』を観た時この人の魅力がいまいちよくわからなかったのですけど、この作品を観ていい役者だなと気づかされました。アンドロイドの役なんて一体どんな風に演じたらいいか、とても難しいと思いますが違和感なくやってのけていました。

あと、アンドロイドを演じた女優達もとても魅力的だったことも付け加えておきます。

ということで、オリジナルのファンは僕がオススメしなくても観に行くと思いますけど、オリジナルを知らない若い世代の人たちも、この機会にオリジナルを含めたブレードランナーの世界を体験してほしいと思います。

おまけ情報なんですけど、エンドロールを眺めていてガボールという名前の人がとても多かったのに気づきました。

帰宅して買ってきたパンフレットを読んでみると、撮影の多くはハンガリーで行われているということだったのですが、どうもガボールという名はハンガリーの人に多い名前のようなんです。

シルバーアクセサリーのデザイナーやハンガリー生まれの英国の物理学者、あと、僕もレコードを持っているギタリスト、ガボール・ザボもハンガリーの人なんですね。

ひとつ勉強になりました。

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(以下にブレードランナー2049を観る前にチェックした方がいいかもという動画を追記しました)

先ほどこの記事をアップしてから『ブレードランナー2049』についてネットを検索していたら、実は今作を公開する前にショートフィルムが3本作られていたことを知りました。

僕はこれらを観ずに観ても十分楽しめましたが、これから観に行く方は観ておくとさらに楽しめるかもしれませんので、ここで追記として紹介しておきます。

「ブレードランナー ブラックアウト 2022」


「2036:ネクサス・ドーン」


「2048:ノーウェア・トゥ・ラン」


posted by sonho70 at 11:25| Comment(0) | 映画・ドラマ

2017年10月25日

ドラマ『アオイホノオ』

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10月15日にバー・ノースマリンドライブでライブをした野沢知子さんから、島本和彦の漫画『アオイホノオ』が面白いよと教えてもらい、ドラマにもなっているからドラマから観てもいいかも、ということで調べたところ、Netflixで観れたので先週観始めたところ超絶に面白く1週間弱で全部観てしまいました。

野沢知子さんはブラジル音楽を中心に歌う弾き語りアーティストなんですが、絵もとても上手くアニメなども制作されていて僕はとてもリスペクトしているのです。

野沢さんとまどマギやエヴァの話をしだしたら止まらないのですけど、この『アオイホノオ』は漫画家の島本和彦氏が在籍していた頃の大阪芸大を舞台にした青春もので、同時期に大阪芸大に在籍していた庵野秀明氏(エヴァンゲリオンやシンゴジラで有名なアニメ監督)やその庵野監督も在籍したアニメ制作会社ガイナックスの創設メンバーが出て来て面白いのでぜひということで観たのですけど超ツボでした。

1980年代の大阪が舞台ということで言葉は関西弁だし出てくる地名も馴染み深かったのですけど、多分2年前の僕が観ても今ほどハマらなかったかもしれません。

というのも、昨年『君の名は。』を観てからアニメにハマり、それまで受けつけなかったエヴァを映画も含め全巻制覇。その後ファーストガンダムやオネアミスの翼、そして最近イデオンまで観ていたので、それらや70〜80年代の漫画や特撮ものの名称が連発するこの『アオイホノオ』は自分のとってまさに超旬(笑)。面白くないわけがなかったのです。

それにも増して主役の柳楽優弥を始めとする役者陣の熱演が抜群に熱く、もう、観ていて笑い泣きが止まりませんでした。

ドラマ全編に庵野秀明氏が出てくるのでエヴァンゲリオンのファンは必見なのは当然のこと、当時の大阪芸大にこんなすごい人たちが同時期にいた奇跡を知る上でも、超面白いドラマでした。(フィクションだということですが、実名がバンバン出て来ます)

ドラマを一気に観てしまって『アオイホノオ』ロスになってるので、近いうちに『アオイホノオ』漫画版と同作者の漫画家になってからの話『燃えよペン』『吠えろペン』も読みたいなと思っています。



posted by sonho70 at 12:38| Comment(0) | 映画・ドラマ

2017年09月05日

映画『パターソン』を観てきました。

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自分的に30年間記憶しているシーンが1つでもある映画を撮った監督が名監督と思っています。

そういう意味でジム・ジャームッシュは自分にとって名監督なんですね。

例えば『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984)で僕が強烈に覚えているシーンは、服をプレゼントされた女の子が、ゴミ箱にその服を捨てるシーン。

『ダウン・バイ・ロー』(1986)では最後の分かれ道で二人が別々の道を選ぶシーン。

両方ストーリーはほとんど覚えていないのに、そのシーンだけが印象に残っているんです。

当時おそらくミニシアターでリアルタイムにこれらの映画を観ましたが、それらのシーンは深く印象に残っているんですね。

その、ジム・ジャームッシュ監督が撮った最新作『パターソン』を昨日観て来ました。

強烈な出来事が何も起こらない映画。

そういう映画を昔は結構観ていたのに、今回久々に観たような気がします。

例えばヌーヴェルヴァーグのエリック・ロメールの映画なんかはまさにそんな感じなんですけど、大人になってしまってそういう映画を観る機会が減ってしまったような気がします。

実際、昨日も物語中盤で、左の方の客席から結構大きないびきが聞こえて来ました。

なんだかなぁと思いましたが、付き合いで連れて来られた人にしたら確かに眠くなるかもしれない作品です。

でも、日常的に作品を作り続ける人にはぜひ観て欲しい映画だと僕は思いました。

誰に頼まれたわけでもなく、純粋な創作意欲で作品を作る。

それは、無駄なことではなく正しいことなんだと勇気付けられる映画だと感じました。

この映画と対極にある娯楽映画『スター・ウォーズ』に出ていた俳優アダム・ドライバーが主演というのも面白かったです。カイロ・レンみたいな軽薄な役を演じていた人にこんな役が出来るのかというのも驚きでした。

観終わった後に知ったのですけど、ラップグループ、ウータン・クランのメンバー、メソッド・マンが出ていたのも意外。

そうそう、終盤では日本の俳優、永瀬正敏も重要な役で出て来ます。

というわけで僕は全く眠くなることは無く楽しめました。

実際80年代以降熱心にジャームッシュの映画を観てきたわけではないのですが、今回『パターソン』を観て20歳代の頃の感覚が思い出され、自分的にリフレッシュされたのは大きな収穫でした。

というわけで『パターソン』はクリエイターの方には強くオススメしたい映画です。

http://paterson-movie.com/
posted by sonho70 at 12:16| Comment(0) | 映画・ドラマ

2017年08月07日

Ted2の挿入歌「MEAN OL' MOON」

超下品でおバカ(褒め言葉)なコメディ映画『Ted』を先日Amazonプライムで観て面白かったから、『Ted2』も昨晩観てみました。2の方は見放題じゃ無かったのだけどAmazonで商品を購入したポイントが溜まってたので結局タダで観れました。

1を観てた時いきなりノラ・ジョーンズが出て来て、しかもかなり卑猥な言葉を言わされてて驚いたのですが、2の方にも印象的な音楽シーンがありました。

物語後半、登場人物(Tedも含む)たちが偶然見つけたマリファナ農園で焚き火をするシーンがあるのですが、ここでアマンダ・サイフリッドがギターを持って歌うシーンがとても良かった。



この人女優だけどとてもいい声だなと思ったらミュージカル『マンマ・ミーア!』でも劇中で歌を歌ってるらしく歌手としても実力がある人なんですね。『マンマ・ミーア!』はNetflixにあったから近いうちに観てみようと思います。

Ted2の挿入歌「MEAN OL' MOON」の挿入歌に戻りますが、とてもオールドタイミーな曲だからスタンダード・ナンバーかと思ったら、なんとノラ・ジョーンズの書き下ろし曲みたいで、サントラにはノラのバージョンも収録されてました。サントラはApple Musicで聴けますよ。ノラはTedに貢献してるなー。

https://itun.es/jp/BZCq8

今回Ted2を観てて思ったのは、この面白さはやはりTedがオッさんのように喋るセリフにあるということ。調べたらTedの声は監督・脚本・製作のセス・マクファーレンで、春に映画館で観てとても良かった『SING/シング』で重要な役どころのネズミの声をやってた人と知って納得。『SING/シング』もまた観たくなりました。



というわけでTedを2作連続で観ましたがセリフの下品さから間違っても人に勧められる映画ではないなと(笑)。特に絵柄の可愛さに釣られてファミリーで観るのだけは絶対にやめたほうが良いです。デートで観るのもちょっと微妙かも…。僕は好きですが。



posted by sonho70 at 12:20| Comment(0) | 映画・ドラマ