2024年05月07日

イギリス旅行記 14『ついにNorth Marine Driveへ』2024年4月20日

イギリス北東部の海岸の街、ブリドリントン。

そこにNorth Marine Driveと名付けられた小さな海岸通りがある。

イギリスから帰ってから改めて調べてみたら、ジャケットの撮影はNorth Marine Driveではなく、ブリドリントンの少し北にあるスカボローにあるマリン・ドライブという場所ということがわかったが、そんなことはどうでも良い。しかも、この写真だけだとどこの海岸かは判別できない。

しかし、裏ジャケットのベン・ワットが立っている場所はどう見てもブリドリントンだ。

1983年にベン・ワットがアルバム・タイトルと曲名に選んだのはやはりNorth Marine Driveなのだ。

ブリドリントンに泊まってもロンドンやリヴァプールのように見所が豊富にあるわけではないので、ブリドリントンは日帰りにすることにしていた。

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リヴァプールからブリドリントンは鉄道で3時間14分。

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ブリドリントンからロンドンは3時間57分。

それだけで半日以上かかる。

しかもこの時期、乗る予定の鉄道会社northernがストライキをするということで早めの移動を心がけた。

そうすると、現地には2時間半くらいしか滞在出来ないが、イギリスに来てNorth Marine Driveに行かない選択肢は無いので頑張って行った。

リヴァプールからブリドリントンへはイギリスを西から東に横断して行く。

もっと時間があったらザ・スミスやファクトリー・レコードを生んだマンチェスターにも寄りたかったが、時間が無いので街の景色を横目で見ながらブリドリントンを目指す。

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ロンドンからリヴァプールに増して天気も良く美しい風景が続く。



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乗り換え駅シーマーに降りると完全に田舎のローカル駅。



意外に時間通りにやってくる反対側のホームの列車に乗り30分ほどでブリドリントンに着いた。

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シーマーよりは少し大きな駅だが田舎のローカル駅には変わりない。

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駅の前に商店街的なものはなく人もほとんど歩いていない。

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とりあえず海の方に歩いて行くと観光地っぽい感じになってきて海に出た。

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素晴らしい眺め。これがNorth Marine Driveか。

A sea that matches all of your moods
君の気分にぴったりの海

A place where we always agree.
僕たちのお気にいりの場所

And I've been down to North Marine Drive
そして僕はノースマリンドライヴで

Where I have scratched our names in the sand
砂の上に僕たちの名前を書いた

And watched the sea take them away
そして海が僕たちの名前をさらっていくのを見ていた

Two names scratched in every spray.
水しぶきごとにふたりの名前がかき消されていった



自分でも何度も歌った、ベン・ワットが40年前に書いた歌詞の場所にやって来た。

道路が海岸を離れる北端まで、North Marine Driveと書かれたプレートなどが無いか探したがどこにも見つからない。

あきらめかけたその時、ある道路沿いの家に15 North Marine Drive という表札を見つけた。

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公共のものではないと思うが、二羽の鳥があしらわれた表札がとても洒落ていて、思わず記念撮影させてもらった。

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posted by sonho70 at 11:12| Comment(0) | イギリス旅行記
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