ただ、彼らが出演していたキャヴァーン・クラブなどがあった街の中心地からそれらの場所は少し離れているので歩いて回るのには無理がある。
ということで、事前にマジカル・ミステリー・ツアーというツアー・バスを予約しておいた。
もちろんこのバス・ツアーの名前はビートルズが撮ったテレビ映画『Magical Mystery Tour』から取られており、バスのデザインも気分を盛り上げてくれる。

いつリヴァプールに着けるかわからなかったので最終の15時半の回を予約しておいた。

ツアーは2時間あり、終わってからだと展示施設ビートルズ・ストーリーには入れなくなるが、ビートルズ・ミュージアムには入ったので良しとする。

ツアーの説明は英語なので日本語ツアー付録をくれるが、これがとても濃い内容でテキスト量が多くとてもじゃないけどバス内では読めない(笑)
バスは世界各国からの観光客で満席。リアル・タイム世代か少し下の年齢層なのでかなりの高齢ツアー。まあ、自分もそうだが。
ガイドの英語が早口でほとんど聞き取れず。前に座っていたドイツ人は流暢に英語を話してたが、それでもちょっと早いって言ってた。
まあでも行けば大体わかるので、バスに揺られながら名所を巡って行く。
よくビートルズはワーキングクラス・ヒーローだと言われ、自分もそれを鵜呑みにしていたけど、その殺伐としたイメージを覆すくらいリヴァプールは綺麗な街だった。
ジョージの生家は確かに路地の長屋だったけど、ジョンが暮らしたミミおばさんの家なんて庭付き一戸建ての立派なお家。
緑も多く自然に恵まれた環境で育ったから、少年時代を懐かしく思う名曲が沢山出来たのだと思う。
そんなことを考えながら、リンゴの生家付近(パブ・エンプレス)やペニー・レイン、ストロベリー・フィールズなどを巡っていく。

リンゴの生家

パブ・エンプレス跡(リンゴの1stソロ・アルバムのジャケ写撮影地)
今回の旅行全般に言えるがこの日も最高に天気が良くラッキーだった。

ジョージの生家

ミミおばさんの家(ジョンが暮らした家)
最後はカープール・カラオケにも出てきたポール・マッカートニーの家。


バスに揺られ先程行ったフィルハーモニック・ダイナーを見ながら出発地に戻って行きツアーは終了。

改めてハード・デイズ・ナイト・ホテルにチェック・インした。