2017年09月22日

ジョージ・ハリスンのレスポール「ルーシー」

6月に買ったビートルズの楽器について書かれた本『Beatles gear 写真でたどるビートルズと楽器・機材の物語1956~1970』をやっと読み終わりました。

大きくて重いため家でしか読めないので、少しずつ読んで3ヶ月以上かかりましたがとても面白かったです。

この本を読み終わる頃に次に読もうと思って『ビンテージ・ギターをビジネスにした男 ノーマン・ハリス自伝』を購入していました。

それで、ビートルズの本の最後2ページに差し掛かった時、なんと新しく買った本の著者ノーム・ハリス(ノーマン・ハリス)が出てきたので驚きました。

その章の名前は「失われたレスポール」

the_beatles_revolution.jpg

ビートルズの「レヴォリューション」のプロモビデオでジョージが弾いている赤いレスポール「ルーシー」のお話です。

ルーシーは1968年にエリック・クラプトンからプレゼントされたものですが、クラプトンの手に渡る前にも複数のミュージシャンが所有していたギターです。

元々1957年製のゴールドトップだったこのレスポールはラヴィン・スプーンフルのジョン・セバスチャンのものでした。

それをスティーリー・ダン等の仕事で有名なリック・デリンジャーが入手しましたが、ボロボロだったためギブソンのカラマズー工場で赤色に塗り直してもらったそうです。

カラマズー工場で再塗装したとのことだから、きっと同じ工場で作られた僕のカジノの赤色と同じ塗料を使ったのかなと想像してしまいます。

しかし、リック・デリンジャーはなぜか再塗装後弾きにくくなったと感じ、ニューヨークの楽器屋で他の楽器とトレードしてしまったそうです。

そしてその楽器屋でエリック・クラプトンは後に「ルーシー」と名付けられるこのレスポールを買い、ジョージにプレゼントしました。

後にクラプトンはホワイトアルバムの録音にジョージに呼ばれ、このルーシーで「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」のソロを弾きます。

この時点でかなりの伝説をまとったルーシーですが、1970年代前半に何者かによって盗まれてしまいます。

盗人はハリウッドの楽器屋にルーシーを売ったらしいのですが、そこで売られている時にメキシコ人のミュージシャンがそれを購入しました。

その直後店はそのギターが盗品リストに載っていることを知り、購入したメキシコ人と交渉をはじめたそうです。

しかしメキシコ人は交渉に応じずメキシコに帰ってしまい、後に交換条件として1958年製のサンバースト・レスポールを要求してきます。

そこで登場するのが『ビンテージ・ギターをビジネスにした男 ノーマン・ハリス自伝』の著者ノーム・ハリス。

そして無事にノーム・ハリスのおかげでジョージの元にルーシーは戻り、ジョージは亡くなるまで“彼女”と一緒に過ごしました。そして今もジョージのエステートが保管しているそうです。

LP_Harrison.jpg

まあ、ギターをテーマにした本なのでどこかに同じ話題が出てきてもおかしくないのですけど、ちょうど読んでいる本の終わりが次の本につながっていくのは僕にとって面白い偶然でした。

しかしジョージって本当にギターが好きだったんですね。ジョージのギターへの愛をひしひしと感じるエピソードでした。



Beatles gear 写真でたどるビートルズと楽器・機材の物語1956~1970



ビンテージ・ギターをビジネスにした男 ノーマン・ハリス自伝
posted by sonho70 at 13:17| Comment(0) | guitar
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