2017年07月30日

エピフォン・カジノとの出会い

僕とエピフォン・カジノとの出会いは意外に早く、高校一年の時でした。

高校の入学祝いでアリア・プロツーのストラトキャスターを買ってもらった僕は、同じクラスでやはりエレキ・ギターを弾くU君と友達になり、U君のお家に遊びに行った時に彼が所有していたのがエピフォン・カジノでした。

今にして思えば1970年代の日本製カジノだったと思いますが、当時の僕は「なぜこのギター?」と思いました。

今は安い価格帯でも色んなモデルのギターを選び放題ですが、当時はロックを弾くならストラトかレスポールでしょって時代です。

多分U君は中学時代にカジノを手に入れていたと思いますが、いくら好きなビートルズが使っていたと言っても初めてのエレキにカジノを選ぶ中学生って激渋だと思います(笑)もしかして親戚か誰かから頂いたものだったのかもしれませんが。

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で1955年にいる主人公マーティーが弾いているギター、ギブソンES-345が実は1959年にリリースされたギターというのはご存知ですか?、本当はあの時代には存在していないギターなんですね。多分映画制作者はそんなことは知ってるけど、チャック・ベリーが弾いていたギターだからとか、ちょっと古めかしい雰囲気のするデザインだから採用したと思うんです。

そう、Fホールの付いたギターってなんか昔のギターというイメージですよね。エピフォン・カジノもまさにそんな雰囲気を持ったギターです。実際U君もクラスメイトの女子に「なんでそんなカッコ悪いギター弾いてるの?」みたいなことを言われたことがあったみたいです(笑)。

というわけで高校時代には全く興味の無かったエピフォン・カジノですが、10年くらい前に突然フルアコが弾いてみたくなり、楽器屋さんでフルアコを試奏してる時にカジノも試奏させてもらったことがありました。(厳密にはカジノもフルアコなんですが、ここでいうフルアコは文字通りもっと分厚いボディのフルアコです)
フルアコに比べてカジノはネックが細く弦もライトだったのですごく弾きやすかったのですが、フルアコ目的の僕はやはりその時はカジノを買わずにエピフォンのフルアコを買いました。

しかし、ソリッド・ボディーのエレキギターと比較してフルアコは太めの弦を張らなければいけないので、なんか使いづらくて結局1年くらいで手放してしまいました。

その後2013年に長らくお休みしていた自分のライブ活動を再開させる時、エレキギターで弾き語りしたいなと思い、使ってみたいと思ったのがエピフォン・カジノでした。上記のフルアコ購入時に試奏した時の良い印象が残っていたのですね。

当時新品のエピフォン製品は韓国製で、試奏時のギターも多分そうだったので特にクォリティ的に問題は無かったのだけど、どうせなら以前日本で作っていた時のものを手に入れたいなと思いヤフオクで購入したのが1本目のナチュラル・カラーのエピフォン・カジノです。シリアル・ナンバーから推測すると1989年の寺田楽器製。

ヤフオクで落として家に到着し、チェックしたところネック裏側に結構大きな傷が。早速原宿の松下工房さんに持って行ってリペアをしてもらいました。それ以外は特に問題は無くとても気に入り、自分でビグスビーを取り付けたり、ペグを交換したりして使っていました。その後、ピックアップ付近からビビりが出ましたが、再度松下工房さんで対策していただき現在も所有しています。

さて、とても気に入ったカジノなんですが、気に入っているだけに1960年代のギブソン工場で作られていたオリジナルのカジノってどんなのだろうという思いがどうしても湧き上がってきます。とはいうものの、この時代のギブソンやフェンダーは単なる中古ギターではなくビンテージギターの範疇に入りとても高額。ゆえに、憧れてはいるものの実際に買うことは考えていませんでした。

2013年にエレキギターでライブ活動再開しましたが、結局その後ガットに戻り弾き語りをしていました。でも最近またエレキギターも使ってみたいなと思い「これを機にビンテージのカジノ買っちゃう?」って思い、勢いで購入したのが今年5月に購入した1966年のギブソン・カラマズー工場製のカジノです。

その後のカジノ66の事はこのブログの最初から書いていますのでここでは省略。ビンテージならではのトラブルも多いですが、そこもまた魅力の一つと思って愛おしく弾いています。一番気に入っているのはラッカー塗装ならではのウェザーチェック(ひび割れ)の入り方かな。今自分は50年前のギター弾いてるんだなって感触が直に伝わってきます。あと出力が日本製カジノより大きく、本体ボリュームでの音色変化が大きくて、ナチュラルサウンドで弾くのが楽しいです。

IMG_7226.jpg

写真左奥が1989年寺田楽器製カジノ、手前右側が1966年ギブソン製カジノ。色々とディテールの違いがありますが一番の違いはネックのボディーとのジョイント位置。ギブソン製が16フレットなのに対して寺田製が17フレットになっています。まあ1フレット分なので弾いててそんなに違和感はありませんが。
posted by sonho70 at 12:23| Comment(0) | Epiphone Casino
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